
2025年09月28日(日)
Dhal Bhat Tharkari(Veg)
夜中に一度トイレに起きたものの部屋に付いているから、楽だった。そのおかげか、ぐっすり眠れた気がする。
6時過ぎに目が覚めた時は、日本の夢を見ていて、起きた瞬間は東京の自宅だと思うこと数秒、自分がエベレスト街道にいることを思い出した。
昨日からロッジで過ごす時と寝る時にダウンパンツを履いているが、ロッジの布団をかければ十分で、今回はまだ寝袋を使っていない。ポーターR君に重い思いをして運んでもらっているのが、なんだか申し訳無い。

水が豊富に使える洗面所は共用なので、顔を洗うついでにロッジの外に出てみた。
曇っていて見晴らしはまあまあだが、空気は気持ちがいい。
しかも曇っているからこその眺めがとてもよかった。


鼻を噛んだら少し血が混ざっているが、寒暖差による鼻炎気味だからだと思う。
頭痛も無く、血中酸素濃度も合格点。昨日の夕方は少し低めの数値が出ることもあったから、一晩で高所順応ができたようだ。
昨日の夜、ガイドSさんと今後の行程について相談した。
この調子で進めれば、明後日にはエベレストベースキャンプに行ける。が、どんどん標高もリスクも上がっていくということを説明してくれた。今日までは高所順応や疲れをためないためのゆっくり日程だが、明日以降は復路も含めて、毎日歩き続けることになる。初日から脅すようにリスクの話をするのではなく、小出しにしてくるあたりプロだなと思う。改めて、Sさんにお願いしてよかった。
昨日の夜は少し弱気になりかけたものの、朝の気分はすっかり前向き、いや、前はどっちかわからないけど明るい気分。
今日もここ Dingboche に滞在するので、けっこうゆっくりできる。とはいえ、今日は高所順応のため Nangkartshang Peak を途中まで登る予定だ。天気があまりよくないのもあるし、足腰が疲れ過ぎてもいけないので、様子を見ながら楽に行ける所まで。

その前に腹ごしらえということで、7時半頃に朝食。ここのチベタンブレッドもおいしい。とてもふっくらしている。
お昼から午後に向けて天気が悪くなりそうなので、8時過ぎに出発。大きな荷物はロッジに置いて、軽装備で高い所に行ける。


ゆっくり登っていくと、途中で休憩している若い白人カップルがこちらを見て親指を立ててきた。今回のトレッキング中に何度か見かけているお二人だ。せっかくだから下手な英語への恥じらいを押し込めて挨拶してみた。さわやかで気持ちがいい返事が返ってきた。なんだろう、この感じ。あまり感じたことがない気がする。


標高4800m程の所で、身体を少しでも慣らすイメージでしばらく休憩。
先ほどの白人カップル以外にも何度か見かけているグループがいたりして楽しい。
ガイドさん同士も仲良くなるから、ガイドさん達も楽しそうなのが、またいい。

11時頃に戻るが、下りながらダルバートと昨日のアツァールのことばかり考えていた。要は、腹が減っていたし、また食べたいということ。

12時頃に迎えた昼食は、昨日と同じ HOTEL STUPA INN のダルバート。スタッフさんが気を利かせて最初からアツァールが添えられてきた。嬉しい。

お昼過ぎに Dingboche の集落内を散歩。去年は高所順応日が無かったので、こういうことができなかった。けっこうロッジやカフェがあって、クリニックもあった。もしかしたら、コトリちゃんが去年この先の Lobuche で大変なことになった時に、ロッジのオーナーが電話していたのはここのクリニックかもしれない。その説は、大変お世話になりました。今回は元気に来られています。

とあるカフェから、見たことあるお兄さんが飛び出してきた。カトマンズに来る時の飛行機やPhakdingのロッジで顔を合わせたインドネシアのお兄さんだ。
もはや英語力の低さ故の尻込みなんかせず、「また会ったね!」って挨拶したら「昨日のロッジに日本語の本が忘れられてたんだけど、君たちのじゃないかい?」って聞いてきた。僕たちの本ではないけれど、なんていい人だ。ありがとう!


今日は本当に人とのコミュニケーションで温かい気分にさせてもらえる日みたいだ。
夕方は部屋で横になって身体を休めて、そろそろ夕食でもいいかもと思って18時頃に食堂に行ったら、白人女性の母娘が突然「日本人ですか?」「日本大好き!」と話しかけてくれた。
もう少し話してみると、普段はニュージーランドのオークランドに住んでいて、日本が好きで5回も来たことがあるそうだ。


食後にスタッフさんに明日の朝食の卵の焼き方を聞かれたコトリちゃんがカタカナ英語の発音で「サーニーサイド」と答えたら、例のニュージーランド母娘が「カワイイー」と喜んでいて、こちらも笑った。

電波圏外だし、本当に休めて、本当に元気。
明日はいよいよ去年コトリちゃんが倒れた場所に行く。去年と同じロッジに泊まるとガイドSさんには確認済み。やっと、ロッジの社長に直接お礼を言える!
その前に、今日を思い出してニタニタしながら、21時頃就寝。
