
2025年09月29日(月)
Nepali Table-Vegetarian
今日は次なる目的地に向かって歩く日なので6時頃から準備開始。
夜中にトイレ等々で何度か目が覚めたものの睡眠不足感は無い。足腰にはやや疲労感があるが多分大丈夫。
準備を進めつつ外の様子をうかがうと霧というか小雨というか、厳しい移動日になるかもしれない。ちょっとした不安は快便ですっきり上書き(食事中の方スミマセン)。
7時半に朝食。
空腹感はあるが食欲(腹減って食べたい気持ち)はあまりない。ただ、食べたくないor食べられないという気持ちでもなく、実際にはおいしく平らげることができる。

8時過ぎに出発。雨はほぼ止んだが雲が多く、いつ降ってきてもおかしくない。その時はその時、今この時に心配を抱えたところで何も変わらない。だから心配し過ぎずに雨が降ってきた時にすぐに出せる場所に雨具を用意するくらいでちょうどいい。これは日常生活における色々な心配事にも適用できると思うが、いざ普段の暮らしに戻ると心配の対処ばかりしている。うーむ。

今日は標高を500mくらい上げるが、Thukla Pass という急坂以外はそこまで急ではなく、割と歩きやすい道をじわじわ登っていく。


どんどん植物が減り氷河に近づいていく。自分の肉眼で見ている景色ながら、縮尺の感覚が狂ってくるのを感じる。見えてから着くまでが意外と遠いから驚く。Thukla の集落の手前に吊り橋を建設中で、これが完成したら川まで降りる必要がなくなってだいぶ楽になりそうだ。が、今日は吊り橋を使えないので、下の方から川を渡るしかない。10時頃に Thukla の集落に到着。
去年はここでダルバートを食べたのを思い出す。その時に食堂にいた大病を患っていた日本人は元気だろうか。
今年はチョコと羊羹でエネルギー補給だけして、小休憩のみで出発。
ガイドSさんは、行動食のおすそわけをしようとする時、煎餅等のしょっぱいものは食べるが甘いものは食べないので、黙って僕だけ羊羹を食べていたら「それ。おいしいですよね」と言ってきたので、羊羹を分けてあげた。嬉しそうでこっちも嬉しい。

次の一歩に集中することにして Thukla Pass を登り切った。ゆっくり行程で心身共に余裕があるからか、低酸素トレーニングの効果か、いずれにしても去年よりも断然楽。
ここからは比較的なだらかな道になって歩きやすい。と思いきや、なんだかお腹の辺りがむかむかする。吐き気は無く血の気も引いておらず変な汗も出ていないので、これまで体験したことのない感覚。とにかく、内臓を揺らさないように、そっと足を置くことを意識して歩く。

心配した雨には降られることなく、12時過ぎに今日の目的地 Lobuche に到着。
去年はここでコトリちゃんが嘔吐、血中酸素濃度が40%台まで下がり酸素吸入、そして翌朝ヘリコプターでカトマンズの病院に運ばれた。その時にお世話になったロッジ OXYGEN の社長に直接お礼を言える!
それが今回の旅の一番の目的でもあり人生の宿題のようにも感じていたが、いよいよ実現できる!

ロッジの食堂で、スプライトを飲んで深呼吸していたら、僕の内臓むかむかもすっかり解消。血中酸素濃度も問題無い。そのまま昼食にダルバート。
去年も食べたけど、コトリちゃんが死にかけていたので、十分に味わえていなかった。標高5000m近くでもおかわりできる。うまい。
調子に乗って、アツァールはあるのか?と聞いてみたら無いと言われたが、それは客に食べさせるアツァールは無いという意味だった。ガイドさんたちが食事をし始めたら、Sさんが持ってきて分けてくれた。生姜と玉葱と青菜が合わさったおいしいやつ。



部屋に荷物を置いてから食堂で少し待っていると、社長の姿が見えた。知らないうちに涙が出てくる。
東京から持ってきて気圧差でパンパンになったお菓子を渡しながら、心の底の真ん中からお礼を伝える。日本で働いていた経験がある社長は今回も日本語で対応してくれる。奥様は不在だったが、どうやら最近お子様が生まれて今はカトマンズにいるらしい。おめでとうございます。くれぐれもよろしくお伝えください。

目的を果たせてやや放心状態になり食堂でぼんやりしていたら、ロッジのスタッフさんが「Do you like coffee?」と聞いていたので「Yes」と答えた。しばらくすると、社長からだと言いって、コーヒーとお菓子を出してくれた。
嬉しい。嬉しすぎて死ぬ。嬉死い。
この場所でコトリちゃんと元気にコーヒーとお菓子といただいた嬉しさを味わっている。しみじみ。

その後、去年コトリちゃんが嘔吐した丘登りに行った。僕も去年の100倍元気!


夕食はサンドイッチとトゥクパ(まさかのトマトスープ仕立て)をシェアして食べた。
食堂に、昨日も会った白人カップルがいて、軽く挨拶。
何とも言い難い幸せな気持ちでふわふわする。


夜になって雨が強めに降ってきた。もはや何でも来い!という気分でもあるが、やっぱり明日は晴れがいい。

