
2026年03月26日(木)
カレー3種盛り
kitchen and CURRYは、いよいよ東京の新代田と兵庫の淡路島の2拠点となる。
店主の由希奈さんが東京を離れ、淡路島を本拠にするらしい。

それでも新代田のお店は閉じず、続ける決断をしたそうだ。
協力する従業員あってこそだと由希奈さん本人もおっしゃっていた。
そういう節目のこのタイミングの今日は、カレー3種盛りを食べた。

いつの間にか、誰にも届かない境地に到達しているように感じられる。
仮にお手本にしようとしたり、なんなら丸パクリしようとしたところで、できっこないと思う。
むしろ、それぞれの自分らしさを目指せ!と語りかけてきそうですらある。


口に含むごとに、別々のホールスパイスが弾けるようなカレーだったら他にも思い当たらなくもないが、口に含むごとに具材の味を感じられ、その味がスパイスの香りでブーストされているようにも感じる。



今日の3種は、「プンタレッラとほたるいかのカレー」「長ネギとポークの和カレー」「かつお菜と原木しいたけのトマトカレー」だった。

特に印象的だったのは、「かつお菜と原木しいたけのトマトカレー」に山椒が粒のまま少し入っていて、全体ではなく弾けた時に強く感じるようになっていた。
椎茸とトマトのうまみに爽やかな香りがたまらない。
しみじみおいしい。
後から広がる苦味は、かつお菜に由来するものだろうか。
苦味と言ったら、避けたいものだと思い込んでしまっているかもしれないが、こんな苦味だったら愛でたい。


店内に居合わせたお客さんのうち、三人組マダムの会話が聞こえてくる。
いわく「わたしこの苦味が好きなの」と。
共感のあまり、心の中で首がもげた。
カレーのカレーらしさはスパイスだと思うが、少なくともand CURRYのカレーはスパイスが主役ではない。
そう思って、ふとつながった。そういえば、コロナ禍の頃に出版された由希奈さんのレシピ本のタイトルに「野菜が主役」という言葉が入ってたっけ。
帰り道のゲップもまた、よくあるカレーのそれではなく、ゲップのたびに違う素材の香が上がってきた。
こんなゲップだったら愛でたい。
今日も生きてカレー食べた
明日も生きてカレー食べる
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