
2026年04月04日(土)
牛カレーうどん
広島にやってきた。
たぶん生まれて初めての広島。
20歳くらいまでは、妄想や想像と実体験や実感の間に大差は無いものだと、それこそ妄想や想像だけで思い込んでいた。
当然のように、この思い込みの例外となる経験が増えてきて、確かな目的が無くても、やってみること、行ってみること、の意味を見出せるようになった。
いや。意味すら持つ前の感覚に触れてみたい。
意味に出会うのは、その後でいい。
広島、ヒロシマ、HIROSHIMA、片仮名やアルファベットで表記すると想起されることがこれだけ違ってくる場所だと思う。
こういう場所はそう多くはないし、なんだかんだ唱えても自分は日本人なのだと思い知ることになる。
とかなんとか書いてますけれども、今回は「お釈迦様が食べたかもしれないカレー製作委員会」のお手伝いで訪れたに過ぎない。
新幹線の車内に数時間座って、本を読んだりしていると、4時間程で広島駅に僕の体が移動しているのは驚愕である。
試しにGoogleMapで徒歩の場合を検索してみたら、8日かかると出てきた。浮いたはずの7日と20時間が見当たらないのも驚愕である。
その時、新幹線車内で聴いていたシャッフル再生の音楽で、ちょうどRAGE GAINST THE MACHINEが流れてきた皮肉に笑えた。

さておき、集合は今日のお昼過ぎだったので、少し早めに着く新幹線に乗って、都内の某書店の店員さんがバイトしていたらしいうどん屋さん「ちから」でカレーうどんを食べることにした。

知っている誰かの思い出を巡るのは、不特定多数に向けた情報をたどるよりもおもしろい。
もともとフットワークいいタイプの性格ではないけど、これならやってみようと思えて、なんともありがたい。
うどんやそばだけでなく和菓子も売りにしていることが、僕にとっては珍しいことに思えるが、九州でもうどん屋でおはぎを売っていたし、西日本では自然なことなのかもしれない。
あと、広島では、いわゆるおにぎりのことを「むすび」と呼ぶらしいことも新しく知った。
行ったことない場所、食べたことないもの、知らないこと、まだまだありまくる。むしろ、そっちの方が多いのだろう。
そして、もう忘れてしまっている何かもたくさんあるはずだ。
思い出せたら忘れてしまっていないことになるので、どれくらいあるのかはわからない。
できれば、僕は忘れたくないのかもしれない。でも、できない。
近所の人にとっては、なんてことないお店かもしれない。
だからこそ、一杯のカレーうどんで色々なことを考えさせられた。

おいしい。
うどんもおいしいが、おはぎ!
あんこの中のご飯のねちょつきが最高!
ここまでのはなかなか珍しい気がする。
ああ。


今日も生きてカレー食べた
明日も生きてカレー食べる
・