365カレー(∞)

毎日カレー生活ブログ

2007年7月1日から毎日カレー生活を刻む6800日超の19年目

デニーズ 大塚駅前店(東京都豊島区)先行試食会

2026年05月15日(金)
南インド料理の名店「エリックサウス」監修カレー


いわゆるファミレスのDenny's(デニーズ)で、南インド料理の名店「エリックサウス」の総料理長であり僕から見るに熱狂的変態料理人(←もちろん褒め言葉です)のイナダシュンスケ氏が監修するメニューが、2026/5/20(水)から提供される。

その先行試食会に参加する機会に恵まれてしまった。嬉しい。
どんな会なのかよくわからないから緊張したっちゃしたけど、都合がついたので参加させてもらった。
会場に行ったら、知った顔も何人かいて、安心。
スタッフや関係者の皆様も感じの良い人ばかりで、安心安心。

今回のフェアの料理としては、まず「南インド風キーマカレー」が提供される。

 

 

これも含めて色々と単品での提供もあるが、南インドならではの「ミールス」スタイルとデニーズらしさに折り合いをつけて「D'sミールス」で提供されるらしい。

 

 

その中に、なんと「ラッサム」も登場する。
ラッサムとしてデニーズで提供される日が来る。
その解説に「南インドの毎日スープ」という表現がある叙情。なんだか素敵。

 

 

一方、チャパティーもしくはプーリーに見えるのは「フライドトルティーヤ」だという。
トルティーヤを揚げて「プーリー」と言い張らない誠実な態度。
こういうのが「D'sミールス」なんだと思う。

 

 

そうそう。
イナダさんと言えば、になっているかもしれないビリヤニも提供される。「チキンビリヤニ」だ。
ライタではなく、「レーズンヨーグルト」が付く。これまたある意味誠実さ。

 

 

お店のレギュラーメニューではなく普段はレトルトカレーで売っているDenny'sオリジナルの「デリーチキンカレー」もリバイバル販売され、これまたミールススタイルでも提供されるという。

 

ものによっては、なんとか警察みたいな人は、なんやかんや言うかもしれないけど、そういう人が出現してこそ、広まっていくと言えるのかもしれない。

 

 

だいたいのメニューを全体的に試食させてもらったので、俗に言う三角食べをしたせいで、途中からどれがどれだかわからなくなってしまったけど、味の感想も書いておこうと思う。

「南インド風キーマカレー」は、エリックサウスらしさとデニーズらしさのバランスが絶妙だった。
奥まったスパイス感をもう少し派手すれば、おそらくインド料理らしさが増すだろう。
そして、仮に、デニーズの料理長が、その方が好みの味だったとしても、そこまでしてしまうとデニーズらしさが損なわれてしまいかねない。
組織として、その選択は、きっとできない。

 

 

「ラッサム」にも同じようなことが言えて、もっと旨みが少なかったり、ニンニクが強かったり、酸味が鋭かったりした方が、ラッサムらしさを感じられると思う。
ラッサムらしさを少し手放すような感じになるとしても、トマトでおいしさを補強する。それがデニーズらしさであり、宿命とも言えるかもしれない。
でも、これ、おいしいし、フライドトルティーヤをディップしたりして食べたら、無限にいけるやつだった。
南インド料理やラッサムという枠を超えて、好きだと思った。
何度も書いちゃうけど、「南インドの毎日スープ」っていう説明も好き。

 

 

「チキンビリヤニ」は、米のおいしさも、香りの演出も、ものすごくよくできていると思う。これまた、油を増やして一粒ごとにコーティングさせるようにしたら、もっとダイナミックな味わいになると思うが、そうはしないデニーズらしさが、最大多数の最大幸福に憧れるような味わいを成立させているように感じた。

 

 

そうそう。ラッシーもおいしかった。
けっこう濃いめだけど、レモン果汁とピールの香りで爽やかでもある。
だから、くぴくぴ飲めて、飲み応えもある。

 

 

あと、もうひとつ。
生野菜サラダを添えるにあたり、生野菜にインドらしさを求めるのは難しいが、インドは乳製品が充実している点に着目して、いわばチーズを多用することにしたと説明を受けて、おもしろいなあと思った。
刻んだミントも入っていて、それもなんだかインドっぽさを演出しているように感じた。

 

 

ほんとに、あと、もうひとつだけ。
イナダさん監修ではないデニーズオリジナルの「デリーチキンカレー」も今回のフェアに合わせてリバイバル提供されるが、こちらは旨さがびっしり詰まって隙間が無い感じで、デニーズらしさが強いことが、食べ比べてみてよくわかった。

南インド料理らしさをどこまで出すか/出さないか、一般客の入りやすさのせめぎ合い、コンビニ弁当としての味の作り方とも専門店での味の作り方とも全然違うであろうファミレスのオペレーションでの実現可能性、あらゆることを考え尽くして出来上がったきたかと思うとグッとくる。

おいしいだけの料理もいいけど、グッとくるとなおいい。

今日も生きてカレー食べた
明日も生きてカレー食べる